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「クラッシュジーンズ」の話
「クラッシュ&リメイクジーンズ」に初めてトライしてみた。
部屋のなかに履かなくなってしまったジーンズがいくつもあり、「売るのも捨てるのももったいないしなぁ・・」ということで思いついたのがきっかけだ。
テストジーンズにはかれこれ10年も履き古したGAPの安物定番デニムが選ばれた。
当初は濃紺のインディゴだったのだが今ではいい具合に色落ちしており、ここにダーティーブラウンの染粉を入れることですごくクラッシックな風合いがでるだろうなと感じた。
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1.クラッシュ
裾やもも、ポケットの端などにカッターやヤスリなどで小傷を作り、ほつれ感で使い古しっぽさを出す作業をまず行う。
以前はひざの部分にクラッシュを入れたジーンズが流行ったが、足先をひっかけて大穴を開けてしまったり今の細身のジーンズでは少し格好悪い感じになってしまうからアクセント程度になるようにしてみた。
デニム生地は紺のタテ糸と白いヨコ糸で編み込んであり、カッターなどで表面からタテ糸だけをカリカリと削るように切っていく。(ヨコの白糸を切ってしまうと穴があいてしまいますので注意)
そして切っては抜き切っては抜きの作業を繰り返していくのですが、1時間頑張って3cm程度しか進まないのでわりと根気が必要です。

2.染める
汚れや油分、カッティングした糸くずなどを落とすために一度洗濯をし、脱水された状態で染色を行っていく。
今回はダイロン・ダーティーデニムというのを東急ハンズで550円程でみつけたのでそれを使ってみることにした。
日本語の説明書も入っているのでバケツみたいな物があれば誰でも簡単にできる。
40~50分ほど漬け込んで洗濯、干してみたらすごくビンテージっぽい感じに出来あがっていたのでちょっと感動。

3.ペインティング
さらにオリジナル感を出したかったのでペインティングによるリメイクまで挑戦してみた。
売られているのを見ているとももの部分に絵や柄が入ってるのが多いのだが、電車などに乗っていると「ひざ下のほうが絶対カッコイイぞ」と思い、右足前、左足後ろそれぞれ非対称に描いてみることにした。
絵の題材は和柄やタトゥー柄などいろいろ悩んだのだが、個人的にちょっとマイナーな趣味である絶滅危惧動物の「イヌワシ」をモチーフにしてみた。ちなみにこのイヌワシは日本には400羽ぐらいしか生息していない幻の鳥で、それを一度でもいいから見てみたいというのが願いであり、趣味でもあるのだ。
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ペイント材料にはトールペーンティングで使うアクリル塗料がいちばん手に入れやすく、色も揃っていて安価なのでおすすめである。

実際にできあがったジーンズは驚くほど元のダサさはなく、逆にいちばんのお気に入りになってしまうほど変身してしまったのである。
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リメイクにはこの他にも鋲を打ち並べる「スタッズ」や、頑丈なミシンと腕前があれば革を縫いこむなどのチャレンジができるのでいつかやってみたいなと感じた。
ちなみにテストジーンズは、お気に入りの1本をいきなりダメにしてしまうといけないので、古着屋などで1000円程度のジーンズを探してくることをおすすめします。
by mm_500 | 2007-01-05 00:03 | ファッション・古着
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