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浅間山をハードに周遊
盆明け、仕事終わりからの車中泊で高峰高原に乗り込んで浅間山に登ってきた。
標高2,000mの深夜は、平野部と違って毛布にくるまる寒さ。でも天の川が区別できないほどのおびただしい星が輝き、明日の晴れを約束してくれていた。
夜明けの駐車場からは雲海の彼方に蓼科と八ヶ岳連峰が浮島のように鎮座。
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今回のコースは早朝5:30に高峰よりトーミの頭にて稜線に出て、外輪山をJバンドまで歩いて浅間本峰を往復、草すべりから高峰へ登り返すという浅間周遊のゴールデンコース。
まずはトーミの断崖をへてから浅間山にこんにちは。 眼下には佐久平が広がる絶景。
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黒斑山(くろふさん 2404m)は外輪山でも最高峰。稜線には時々ブルーベリーが自生していて、何個か摘んで食べながら歩く。
東方には浅間山の巨大で荒涼とした斜面がドカーンと対峙、やっぱり山としての格が違うね・・
私的には浅間山は群馬の山の番長格、どの山よりも威厳があり威風堂々としているから憧れの存在。
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外輪山の稜線は時間にして1時間半ほど歩く。
右側は常に断崖絶壁、北アルプスのような壮大な山岳風景、そして冬場にはここをスキーで降りてしまうというアクロバティックな人達がいるというから驚き・・
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ビビリながら崖にせり出た岩に座ってみる、、写真ではわかりづらいけど下には約300mの崖・・
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Jバンドから浅間本峰への取り付きまでは道が不明瞭、でも明るくて見通しのよいガレ場だから本峰の登山道を目指して登れば問題ない。
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浅間山の登山道は約400mの標高差、溶岩の小石だらけでどこか違う星の地表を歩いているような感覚。

群馬県側にある最高地点には危険防止のため立入禁止。一般登山道では準外輪山である前掛山2,493mがゴールとなる。活火山特有の絵にもならない風景はこんな感じ^^
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帰り道は湯ノ平の窪地へ急降下し、びっくりするほど等高線のキツい草すべりを登り返して車坂峠の高峰高原へ約3時間。
高峰に15:00着だから、かれこれ約10時間のハードな山行となった。
山行の癒し湯は、湯の丸林道を1kmほど西へ走ったところにあるランプの宿として有名な高峰温泉がおすすめ。


※暇だったので概念図を絵で描いてみた (クリックすると画像を大きく拡大)
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ちなみに今回のルートはやや健脚向きなのでコースタイムとよくにらめっこして下さい。そして真夏以外にチャレンジする場合は万一に備えてヘッドランプのご用意を!
by mm_500 | 2012-10-01 20:52 | アウトドア
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