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信州・上田を散策
目的は信州蕎麦の名店探訪。
北国街道の宿場町の面影が色濃く残る上田市柳町、その通りに面して誰もが足を止めるような豪快な商家の佇まいで店を構える 「手打百藝 おお西」。
信州を知る蕎麦通なら一度は聞いたことがある名前ではないだろうか。
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入口の大きな格子戸をガラガラと開けると、街並みよりもさらに古い時代へタイムスリップしたような重厚で歴史を感じさせる名店風情。石敷の土間には打ち水がされていたり、奥の大きな座敷のテーブルがやたら黒光りしていたりと、老舗の粋をこれでもかというぐらい感じる。
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代表的な商品は店主である大西氏が考案した 「発芽そば切り(写真左下)」。蕎麦の実を発芽させたときに発生する糖化酵素が甘みを強くするため、その発芽状態の実を石臼で挽くという独特な方法で作った蕎麦なのである。また更科粉十割では不可能とされた、長くつながった細切り麺を実現させたのも有名。
そして最後に、蕎麦はもちろんだったが、同行した元同僚のN氏も一緒にうなずいたのは 「蕎麦に絡んでいる冷水、この水がとにかく旨い!」 という同意見だった。水は店舗隣にある「保命水」という湧き水を引いている。

・三種もりそば 1680円(更科、挽きぐるみ、田舎)
・発芽そば 1575円

『手打百藝 おお西』 HP≫
住所:上田市中央4-9-8
時間:11:00~18:00頃 無休


帰り道、せっかく上田まで来たのだからと寄ってみた場所はいくつものアーチでつながっている上信越道の「上田ローマン橋」。古代ローマの水道橋をイメージしていることからその名がついているんだとか。
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そしてローマン橋から少し東へ行き、日本棚田百選に選ばれている 「稲倉の棚田」 へ。ちょうど半分ぐらいの田に水を引いており、下半分はすでに田植えも終えていた。来週、いや2週間後あたりがすべて田植えを終えた姿が見られるのかもしれないな。
朝もやの中や、夕映えのオレンジの水面の美しさを想像したらまた一眼レフを持って足を運びたくなった。
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by mm_500 | 2011-05-23 22:24 | 料理・食べもの
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