【看板編】
看板の製作は自分でも得意とするところであり、店を知ってもらう上でも非常に大切な部分だから、より気持ちを込めながら作業を進めた。
その前に、この店名になった経緯はというと、まず第一に街中に普通にある蕎麦屋とはまったく違うインパクトがある名前にすべきだと考えたこと。そして第二には、若年層の方に新しい食べ方の蕎麦を知ってもらい、裾野を広げたいと考えたため、若者が反応しそうな店名にしたかったこと。そして他にもこんなキーワードを加味して店名のイメージを作っていったのだ。「初めて食べる味の蕎麦/アンチ正統蕎麦/ケチケチせず、ボリュームを感じる」などなど。
袖看板は屋外用のカッティングシートにボールペンでトレースをつけ、面板に貼りつけた後にカッターで丁寧に切っていくという地味な作業。ちなみにカッティングシートは安い物だと2~3年で色褪せたり割れてきたりするから、専門店で売っているカラーバリエーションも豊富な3Mのものを使用。1m/1,500円と高価
パソコンで文字をプリントしてなぞれば、しっかりとした見栄えになる。
店頭中央に掲げる看板は厚さ5cm、長さ1.7m、重さも約10kgというイチョウの大きな一枚板を彫って作った。しかし銘木とはいってもYahoo!オークションでたった4,700円で買えたのですごくラッキーであった。通常だと数万円とかするみたいだからね・・・
ちなみにイチョウにしたのには、葉の形から 「末ひろがり」 という意味をこめている。
彫刻作業はノミと彫刻刀を使うのだが、これが結構しんどくて彫っても彫っても進まない。。
ヤスリがけした後にウレタンニスを全体に塗り、文字もウレタン塗料で色をつける。
字体は即興で書いた直筆。
夜なんて、コレがなかなか渋いんだぜ・・・ (笑)
そして最後に駐車場脇に立つ巨大な看板にもカッティングシートで。
おかげで信号待ちの車から、看板、店、店主、などなどをめっちゃ見られますねぇ。。
「俺のそば・・・!? 気になる店だなぁ・・・」 と思ってくれれば狙い通りなんだけどね(笑)