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利根川源流への山旅
群馬が誇る悠久の大河、利根川。その源は、鶴舞う形をした群馬県の最北端にある 「大水上山」 の頂上直下からはじまる。
ずっと以前からこの源流域への山旅に憧れていたため、募る想いでこの山を歩いてきた。

群馬からのアプローチは八木沢ダムで遮断され、ボート、登攀、沢登りなどベテラン技術を持ってしても3~4日の行程を強いられるためまず素人には無理。 新潟県六日町からの入山となる。
とは言っても、このルートもコースタイム上では往復12時間と記載されているため、日帰りでの山行では躊躇してしまう行程である。。
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登山口は三国ダムの湖を遡った十字峡、駐車スペースまではきれいな舗装路が整備されているので快適。六日町インターからも30分ほどで着くのでアクセスは良好である。
いつも通り真夜中に着いて2~3時間の仮眠をし、登山届を書いて5時ジャストに出発。

丹後山登山口までは2.5キロ/40分ほどの車道歩き、ウォーミングアップにはちょうどいい。
登山口からはいきなりの急登、スカイツリー1.5個分 (標高差約1000m) を一気に登る。拷問に近い・・
ぶなの樹林帯を抜けて尾根上に出ると視界がバッとひらけ、クマザサに覆われた国境稜線が見えてくる。
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天候はくもり、ガスを運びながら吹いてくる群馬側からの風が冷涼でじつに気持ちよい。
登山道脇に咲くたくさんの高山植物も疲れをスッと消してくれる。
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県境の主稜線は上越国境らしいなだらかなクマザサの草原、ポツンと建つ丹後山避難小屋も広大な景色のなか牧歌的な雰囲気で佇んでいる。
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丹後山から大水上山までは分水嶺を北へ40分ほど。
左の新潟側は南魚沼の街やダムが見え、右の群馬側には残雪がたっぷり残る神々しい大自然の趣き。このコントラストというかギャップが面白い。
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大水上山の直下にある 「水源の碑」
盛夏には小さな三角雪田が残り、そこから流れる雪解け水のひとしずくが大河の一滴となるのだが時期を間違えた・・ 一面真っ白な残雪でどこが雪田なのかわからない(笑)
たぶんこの中央あたりがそう。。
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憧れていた利根源流の上越国境はこんな感じだった。

AM11:00 5時間の歩行で大水上山に到着。
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午後の天候崩れを懸念してさっさと下山開始。


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心地よい稜線歩きのあと、地獄の急斜面延々下り・・ 足にきた。
14:40に車まで下山できたが、不眠でのハイペース登山が祟ったふらふら登山であった。
それにしてもこの広い山域に登山者は自分ひとり、誰にも会わない貸し切り登山だった。

麓の温泉で汗を洗い流し、帰り道から振り返る。
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「またおいで!」 と声をかけられているようだった。



山行MEMO
:: MTBを持っていけば、登山口までの往復約1時間を短縮できる。
:: 水場は皆無と言っていいので飲料水は多めに。
:: 熊の足跡がいくつかあったので、鈴などは必携。
:: クサリ場が数か所あるが、危険個所はとくにないので初心者でも問題ありません。
:: ただ行程が長いので、あくまで避難小屋での1泊コースと考えたほうがよさそう。
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by mm_500 | 2013-07-04 01:12 | アウトドア