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追憶の 「ランドナー」
「ランドナー」 という言葉で検索をかけていたら、ふと自分が旅とアウトドアと自転車が好きになるきっかけになったツーリングを回想したくなって古いアルバムを開いてみた。
「ランドナー」 というのは長距離ツーリングに向いた自転車で、フランスから渡ってきたのがルーツ。 今ではどこの自転車屋でも見ることが無くなってしまったが、昭和50~60年代はマウンテンバイクという自転車もなく、このタイプの自転車がツーリング車としては主流だった。
ブリジストンからは 「アトランティス、ユーラシア」、富士サイクルは 「オリンピック」、ミヤタ 「ル・マン」、丸石 「エンペラー」、片倉自転車の 「シルク」 などなど、当時の車種名を思い出すだけでも胸がときめく^^ 
そうだよなぁ、中学から高校の頃なんて男は 「ロードマン」、女子はこぞって 「カマキリ」 なんて自転車が大流行りした時代があったもんなぁ。。

高校に入った頃はこのランドナーが欲しくてバイトで働きまくっていた。
最初は富士サイクルのオリンピックという6万円の自転車を1台買ったのだが、市販車じゃ全然飽き足らず、溶接加工やカラーリングなどをフルオーダーしたキャンピング用のフレームを買って、お気に入りのパーツをコツコツと買いながら1台のキャンピング車を組みあげたのだ。 およそ20万円近くかかったから高校生にしては当時じゃ超ビックリな自転車だった訳だ。
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パーツには凝っていた。ブルックスの茶色い革サドル、ミシュランの650Bという当時じゃ珍しい極太の白いタイヤ、本所のバフがけしたメッキが美しいドロヨケ、何よりも三輪のデザインのクランクを特に惚れこんでいた。今思えばこのランドナー、涎垂物のギアだらけだったなぁ。。
他にもシフトレバーにはレース用のカンパニョーロ、革ベルトのペダルストラップ、日東のキャンピングキャリアにオーストリッチの帆布バッグなどなど凝りに凝ってた。 フロントバッグの背面にはウォークマンから音が出るようにスピーカーまで自作で装着させたりしてね(笑)
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高2の夏、この自転車を輪行バッグに詰めて京都駅まで行き、帰りの片道をすべて野宿しながら琵琶湖~鈴鹿~愛知~下呂温泉~飛騨高山~乗鞍~上高地~松本~美しヶ原~白樺湖~軽井沢を経由しながら6泊の旅を共にしたことがあった。 自転車雑誌でみた乗鞍岳・位ヶ原の景色とダウンヒルがこの旅のハイライトだったため、自転車にも 「乗鞍チャレンジャー号」 などと名前もつけてやったほどだ(笑)
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この時の旅が上高地やアルプスといった大きな自然と出会う最初の出来事だったし、一人旅の気楽さを味わった最初の経験だったんだと思う。思えば 「信州好き」 もきっとこれが原点だったんだな。

この旅の途中で何度もリピートしながらスピーカーから流していた思い出の音楽。同年代の方だったら、もしかしたらシンクロするかもしれませんね♪

「I GET AROUND」 / The Beach Boys
f0128018_15261692.jpgサーフシーンが合うビーチボーイズの曲だが、陸地の国道と山道をチャリで頑張るおれまで励ましてくれた曲だ(笑)
この曲を聴いているとなぜかテンションが揚がるっていうか、陽気になっちゃうっていうか。今聴いてもノリのいい音楽だな、今度カラオケで歌ってみようか^^
YouTube ≫ 「I GET AROUND」 / The Beach Boys


「愛の迷路」 / チューリップ (1984)
f0128018_153927100.jpg旅の音楽でという訳ではなく、この頃はとにかくこの曲が大好きだった。
なんとなく一人で黄昏てみたい時や、好きな女の子のことを想いながらソワソワするような時みたいに、ちょっと感情を深くしてくれる感じがした。
今でも青春の1曲って何ですか?と聞かれると、この 「愛の迷路」 って即答するね。なかなかいい音楽です♪
YouTube ≫ 「愛の迷路」 / チューリップ

「JUST AS I AM」 / AIR SUPPLY (1985)
f0128018_1550265.jpgエア・サプライ(オーストラリア)ってアーティスト名だけでも懐かしいですね、日本では 「潮風のラヴコール」 というタイトルで売り出されました。この曲は、なんだかでっかい自然の中に自分が囲まれてるっていうか、そんな大きなシーンを想像する曲。 自転車でも乗鞍スカイラインで遥か遠くまで見える景色を眺めながら聴いてた記憶があるなぁ。
ずっと女性ヴォーカルだと思っていたのに、男性が歌ってると知って軽くショックだった曲です(笑)
YouTube ≫ 「JUST AS I AM」 / AIR SUPPLY

で、自転車はどうなったかというと、20代の後半ぐらいにツーリングをしたくなって実家の倉庫からこの自転車を引っぱり出そうとしたとき、忽然と消えていたんだ。
親父に聞いてみたら 「あぁ、ジャマなんで捨てた」 と軽く・・・ そんな訳でもう、幻の自転車になっちゃった訳です。
自転車での旅をまたやってみたいなぁ~と思いながら、新しくツーリング車購入の夢を描いている。
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by mm_500 | 2008-10-11 15:59 | アウトドア
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