人気ブログランキング | 話題のタグを見る
観音山丘陵のヤマザクラ
観音山丘陵のヤマザクラ_f0128018_0404754.jpg

ヒガンザクラ、ソメイヨシノといった里桜が散ったあと、およそ10日間ほど経つと観音山丘陵では新緑の訪れとともにヤマザクラとのコントラストが映えるようになる。
観音山丘陵のヤマザクラ_f0128018_0411388.jpg

東京在勤で埼玉に暮らしていた頃、飯能から秩父にまたがる関八州の山腹に点在するヤマザクラの美しさに惹かれて、毎年通いつめてカメラを向けたのがきっかけだったが、わが高崎にもこんな身近な丘陵に広大な自生ヤマザクラの群生があることを今さらながら誇りに思う。

鑑賞用に品種改良されたソメイヨシノに対して、ヤマザクラは古代から自生するサクラの原種。
この高崎では藩領地だったおかげで無計画な伐採もされず、古代からの自生地として全国有数の規模で群生している。
また詳しい事までは知識がおよばないが、北限・南限のある何種類もの原種サクラが混在しているのも観音山丘陵の大きな特徴のようで、色とりどりのヤマザクラが咲き乱れるのも全国的には珍しいようである。
観音山丘陵のヤマザクラ_f0128018_0414351.jpg

写真は白衣観音から野鳥の森の先へとつづく尾根東面に群生するヤマザクラの群生だが、染色園やひびき橋周辺、館、ファミリーパーク周辺、南陽台~山名につづく根小屋の丘陵地に至るまで広範囲に群生地が点在する。
とりわけ私は吉井町奥平周辺の、遠くの山並みと一緒に望める野趣味満点なヤマザクラの風景が好きかも。
観音山丘陵のヤマザクラ_f0128018_0451979.jpg


都内での暮らしに疲れて、帰郷をきめた大きなきっかけにもなった観音山丘陵の新緑とヤマザクラ。
日一日経つごとに美しさと色合いを変えていく高崎の自然風景を、ここ数日間だけは特別な気持ちで開店前にドライブをしながら楽しんでみようと思っている。
by mm_500 | 2013-04-17 00:52 | アウトドア
<< 春の安曇野へ① 春の北毛をふらり。 >>