マウンテンバイクで群馬の探検 vol.1 「小串鉱山跡」
万座温泉から南西方向に約10キロ。上信国境の分水嶺に沿って走り、毛無峠を越えると群馬では唯一長野県側からでしかアクセスできない 「小串鉱山跡」 という人知れずひっそりと佇む場所がある。
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厳しくて、そして壮大な大自然に囲まれた標高1,600~1,800mの山岳地帯。その昔、この場所に2,100人もの人が暮らす大規模な鉱山集落があったことなど、下の写真から誰が想像できたであろうか。
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何年も前にこの場所を何かの記事で見つけ、マウンテンバイクで行こうと思いながらずっと機を伺っていたのだが、荒涼としたイメージを見たいなら今日しかないと車を走らせたのだ。
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たまたま今日の13:00で志賀草津道路などの上信越国立公園内の山岳道路が冬期閉鎖になるというのを行きのラジオで聞いた。なんという絶妙なタイミング・・・
毛無峠に車を置き、眼下に広がる鉱山跡地へと続くシングルトラックを先日整備したばかりのTREKで駆け下りていく。標高差250m、約3キロ。
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嬬恋村小串は1929年に硫黄鉱山として開山。自然環境の厳しい高地でありながら最盛期には延べ30,000人の従事者の往来と2,100人もの人々がこの場所に暮らし、小・中学校や商店街はもとより遊園地まで作られたという栄盛の時があった。しかし8年後の1937年11月11日には背後の山からの地滑りにより大量の土砂が流れ245名の尊い命が奪われるという忌まわしい大事故にも見舞われている。
↓↓盛期の写真
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そしてエネルギー資源の変遷により1971年に閉山。戦前・戦時・戦後を支えてきた43年の歴史に幕を閉じる事となる。
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鉱山集落の跡を歩いてみると、山津波の土砂の爪後や火災による焦げ跡などが75年経った今でも鮮明に残っており、変電所跡や鉱口跡、生活物資を運んだと思われる索道(リフト)の鉄塔なども当時のまま荒廃しながらも残っていたりする。
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ところでマウンテンバイクフィールドとしてはどうか。
やはり大災害で多くの人々が命を奪われていることを思うと果敢に楽しむという気持ちにはなれない。
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ただ、ガレた砂礫の斜面をかなり緊張しながら下ったり、下りられるか、いや無理か・・
そんな瀬戸際の危険な匂いがする崖があったりと、エクストリーム派には面白いかもしれない。。↓↓この写真クリックしてみて。
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これも↓↓
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そして沢筋の麓にある嬬恋村干俣まで、15キロほどケモノ道のようなシングルトラックがあるとかないとか。
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さらにその下山ルートがわかれば、この標高2000mからの広大な熊笹の斜面は、冬は絶好のテレマークフィールドになるはずだと探検ロマンがさらにアップした。

「小串鉱山」 この場所をさらに知りたい人は検索かけてみて。
ちなみに・・ 帰路のこの九十九折りのこの坂には根性が萎え萎えになった。。
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ということで群馬@MTB探検、密かにスタートです(笑)
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by mm_500 | 2011-11-14 21:46 | MTB
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